第22回ケアマネ試験問題 30 医療分野

令和元年第22回介護支援専門員実務研修受講試験 問題文 医療分野

問題30
認知症について正しいものはどれか。3つ選べ。

1抗精神病薬が過量だと、意欲や自発性などの低下(アパシー)をきたす場合がある。
2若年性認知症支援コーディネーターは、すべての市町村に配置されている。
3認知症の評価として、長谷川式認知症スケールが用いられている。
4認知症の評価として、 Mini-Mental State Examination (MMSE)が用いられている。
5レビー小体型認知症では、幻視はみられない。

 



問題 30    正解   1  3  4

1 ○

認知症の学習において、理解しておくべき状態の1つ、

それが、『アパシー』です。

はじめて、聞いた・・・

そんな受験生さんも、きっと大勢おられるのではないでしょうか?

『アパシー』は、

もともと社会学で用いられていた概念で、世の中で起こる事象に対する

無関心を表す言葉でした。 しかし近年、心理学でも使われるようになり、

周囲の事象に対してだけでなく、自分自身の身の回りのことでさえ、

無気力・無関心になってしまう状態を指す言葉として用いられるように

なりました。

認知症には、アパシー(意欲や自発性の低下)が、高頻度にみられると

されます。

『うつ』のような、つらい気持ち(悲観的)は、御本人にはなく、

困ってもいない状態です。

『アパシー』には、『うつ』とは異なる薬剤が有効なのも、納得

ですよね。

非薬物療法として、『うつ』では、運動があげられますが、

『アパシー』では、ほめられることが、効果ありとされています。

また。

『うつ』と『アパシー』は、しばしば混在することにも、要注意。

メマンチンや、抗精神病薬の量が多すぎると、『アパシー』になって

しまうこともありますが(過沈静)、薬剤の量を減量すれば、もとに

もどるとされます。

2 ×

★ 国

★ 都道府県

★ 市町村

三位一体となって展開される、介護保険制度。

ケアマネ試験では、【実施主体に関するひっかけ問題】が多く登場

してきました。

国の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)では、

【都道府県】ごとに

若年性認知症の人や、その家族からの相談の窓口を設置し、

そこに、『若年性認知症支援コーディネーター』を配置することにより、

若年性認知症の人の視点に立った、対策を進めることとしています。

『若年性認知症支援コーディネーターの主な役割』といして、

以下があります。

◆◆ 若年性認知症の人やその家族、職場等からの電話等による
   相談窓口

◆◆ 適切な専門医療へのアクセスと継続の支援

◆◆ 利用できる制度・サービスの情報提供

◆◆ 関係機関との連絡調整

御電話での相談は無料で、フリーコールも設定されています。

3 ○

どんな質問内容かも、しらべておくとGOOD。

4 ○

主治医意見書の記載内容とも、照合しておくとGOOD。

5 ×

新診断基準の1つに、【リアルな幻視】があげられている、

レビー小体型認知症。

御部屋のすみに、ちいさな猫がいたり・・・

お庭に、たくさんのこどもたちが遊びにきていたり・・・

御本人には、本当に、びっくりするほどリアルに見えるのです。



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