第21回ケアマネ試験問題31【医療分野】

問題31
高齢者に多い症状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 フレイルとは、高齢になって筋力や活動が低下している状態を指す。

2 機能性尿失禁とは、くしゃみ、咳などによって尿がもれることである。

3 急性緑内障発作では、頭痛、嘔吐がみられることがある。

4 慢性腎不全では、全身倦怠感、動悸、頭痛、浮腫などの症状がみられることがある。

5 加齢によるインスリンの増加が、糖尿病の原因である。



解答解説134

問題31

医療分野の、学習の合言葉、それは、『か・れ・い』。

加齢により、加齢による、高齢者においては、年齢をかさねると・・・というふうに

疾病や症状の学習においても、『加齢』を意識しながらなさると、たくさんの発見が

あるとおもいます。

1 ○

ずばり!!  新しい概念である、『フレイル』は、医療分野ではこれからも出題される

可能性・特大といえそうです。

年齢をかさねることにより、心身の機能が低下することは、自然なことです。

日常における動作の低下、自立度の低下も、自然なことですよね。

加齢に伴い、心身機能が低下して、いずれは、要介護状態となることも多々ありますよね。

この、心身機能のあきらかな低下を、一般的に、【虚弱】と呼び、さらには、複数の要素がからみ、

負の連鎖を起こすともされます。

このような【虚弱】のことを、『フレイル』と呼ぶことが、日本老年医学会から、平成26年に、

提唱されました。

ちなみに、フレイルの診断基準として、下記の5つの項目があげられています。

(1) 低栄養 (1年間に体重が、4・5キログラム以上減少)

(2) 身体能力 (歩行速度)の低下

(3) 筋力(握力)の低下

(4) 主観的易疲労感(つかれやすい)

(5) 日常生活活動量の減少

このうち、3つの項目に該当する場合を、フレイルとし、5つの項目のうち、1つから2つ、

該当する場合は、前フレイルと定義するそうです。

『フレイル』(FRAILTY)、すなわち、虚弱という概念は、今後の御仕事の場面でも

必須知識となりそうですね。

2 ×

久々登場??の、尿失禁関連問題ですが、あわてて、(○)にしちゃったかた、おられないで

しょうか?

重いものを持ち上げたり、咳や、くしゃみをした際に、おもわず、漏れてしまう場合は・・・

そうですね。

『腹圧性尿失禁』となります。

3 ○

急激な、眼圧の上昇がまねく症状ですね。

4 ○

5 ×

ここは、きっぱりと(×)を選びたいところでした。

残念ながら、加齢にともない、インスリンの分泌量は、減少するとされます。

また、分泌されたインスリンのはたらきも、低下するともいわれていますので、

ダブルパンチ。これが、高齢になると、糖尿病を有する可能性が大きくなる要因です。



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