問題37(医療分野)(第19回-2016-h28)

問題37(医療分野)(第19回-2016-h28)

薬剤について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 肝機能が低下している場合は、薬剤の代謝速度が速くなる。

2 口腔内で溶けるOD(Oral Disintegrant)錠は、口腔粘膜からそのまま吸収される薬剤である。

3 薬剤は、主に便として排泄される。

4 麻薬は、口渇の原因となり得る薬剤である。

5 上半身を起こし、多めの水で薬を服用することが、食道潰瘍の予防につながる。



問題解説  解答45




貴重な得点源となる可能性が、特大!!な薬剤管理の学習は、できれば【2本立て】の総仕上げでのぞみたい単元となります。1つめは【生理的変化と薬の作用】。そして、2つめは【薬の副作用が日常生活及ぼす影響など】ですね。
16回本試験では、1つめのパターン、また、第15回本試験では2つめのパターンの出題でしたので、過去問題から2つのパターンをしっかりつかんで、どちらも御得意様にしておきましょう。
では、ここで解説の前にプチ練習問題をどうぞ。(  )にあてはまる語句をお考え下さい。

 

口から飲んだ薬は、(1)を通って(2)に入り、そこで(3)や薬と一緒に飲んだ水に溶けます。胃で溶けた薬は、主に(4)や小腸から栄養素と同じように吸収されます。腸や(5)で代謝を受けた後に、(6)に入り、(7)を通って全身に送られたあと、再び(5)に運ばれます。

(5)に入った薬は酵素の働きで、作用のない体の外に出しやすい形に変えられ、この働きを(8)と呼びます。最後に薬は(9)から尿の中に排出されますが、便、汗、涙、唾液などからも排泄されるものがあります。高齢者では、(10)が衰えていることが少なくないため、腎から排泄される薬の代謝が(11)なり、薬の(12)が考えられます。この排泄部位でも相互作用が問題となるものがあり、(13)の確認なども大切とされます。

 

 

★ 正解は下記になります。薬の代謝は過去本試験でも頻出されていますので、パターンをつかんで御得意様問題に!

1:食道   
2:胃  
3:消化液 
4:十二指腸 
5:肝臓 
6:血管 
7:心臓 
8:薬物代謝 
9:腎   
10:腎機能 
11:遅く 
12:増強作用
13:尿量   

 

1×
思わず、(○)にしたくなるまことしやかな文章なのですが・・・『口腔粘膜』からそのまま吸収されるという箇所が、実は、誤り!なのですね。口の中で、溶けますが、ごっくんと唾液などと一緒に飲み込むことが必要です。

オンライン模試2回目でも、しっかり登場していましたので、ここは、ひっかけを見破り(×)を選んでいただけたと思います。

2×
肝臓に届いた薬剤は、腎臓から排泄しやすいように、酵素の働きによって『水』に溶けやすいよう代謝されます。高齢者では、肝臓の重量や血液量が低下しているため、』肝機能も低下し、薬剤の代謝速度が遅くなります、このため、薬剤が体内で蓄積され、【作用の増大や持続】等を引き起こしてしまうのですね。

3×
設問3の解説にもありますように、水に溶けやすいかたちに代謝されて、腎臓から尿として排泄
されるが正解です。 ただし、一部の薬剤は、便から排泄されることもあるとされます。

4○
設問のとおりです。
ほとんどのお薬には、副作用があります。用いる際には、薬剤師さんなどにきちんと確認して
対応についても、チームで検討しておくことが大切ですね。

5○
解熱鎮痛薬などの、刺激性のある薬が食道などにとどまってしまうと、【潰瘍】を引き起こす可能性があります。嚥下障害がある人では、特に注意が必要です。
過去問題に類似問題がありましたので、ここは楽勝で(○)を選んでいただけたと思います。

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