問題34(医療分野)(第19回-2016-h28)

問題34(医療分野)(第19回-2016-h28)

感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション)と呼ぶ。

2 介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。

3 ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。

4 ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。

5 ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。



問題解説  解答34



かつては、二枚貝だけが悪者??だった、ノロウイルス感染症も解明が進み、厚生労働省も感染マニュアルを掲げることにいたりました。MRSA、疥癬もちろん、昨今ではSARS、鳥インフルエンザ、さらには、デング熱、エボラ出血熱と、人類 VS ウイルスともいえる状態が続いていることは、皆さまも御存知のとおりです。ケアマネ試験においても、ほぼ毎年感染症に関する出題がみられます。【基本知識 + 最新知識】で頑張ってのぞみたい単元です。

 

第20回合格にむけて、感染症の学習ポイントをまとめてみましたのでどうぞ御参照ください。

 

◆ 高齢者に多い感染症とは
(1)呼吸器感染症
(2)尿路感染症
(3)褥瘡感染症
(4)敗血症

 

◆ 高齢者施設で多くみられる感染症
(1)入所者および職員にも感染がおこり、媒介者と成り得る感染症
(2)健康者での感染は少ないが、抵抗力低下者では発症する感染症
(3)血液・体液を媒介して感染する感染症

 

◆ 起こりやすい感染症の予防・看護・介護
(1)感染のしくみ
(2)標準予防策(スタンダード・プリコーション):手指衛生、個人予防具、咳エチケット
(3)感染症別予防策:接触感染予防策、飛沫感染予防策、空気感染予防策

 

◆ 介護・看護ケアと感染対策:食事介助、嘔吐物処理、職員の健康管理

 

◆ 高齢者の予防接種:インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンなど

 

1×
オンライン模試1回目にも登場した『スタンダードプリコーション』は、標準的予防対策とも呼ばれる全ての人に実施する感染対策です。スタンダードとは、標準、規準などの意味を、プリコーションは、警戒などの意味をもちます。医療機関や介護施設等において、全ての人に実施する感染対策となります。
利用者・入所者全員の感染症の有無を、100パーセント正確に把握することは不可能であるため全ての人が感染症にかかる可能性があると考え、感染予防に努めるのですね。

 

2×
介護施設に勤務なさっておられる受験生さんが、椅子から転げ落ちそうな?設問でしたが、もちろん答えは、NO!ですよね。麻疹とは、いわゆる、『はしか』のことで好発年齢は1歳代が最も多いとされます。近年、10代、20代の成人麻疹の増加が問題となっていますが、設問の趣旨とは異なりますので、却下でOKとかんがえます。

 

3○
設問のとおりです。ピロリ菌は、胃粘膜に有害な酵素や毒素等を産出して胃潰瘍等に関与します。
高齢者が生まれた時代は、まだまだ上水道が完備されていない地域も多く、衛生状態は現在に比べ良くなかったと思われます。今の50歳以上の人が幼かった頃は、ピロリ菌に感染しやすい環境だったのですね。

 

4○
設問のとおりです。疥癬は、『ヒゼンダニ』が皮膚表面の角層に寄生して起こる疾患です。
心臓の弱い人には【閲覧注意!!】なのがノルウエー疥癬のヒゼンダニの数。普通の疥癬に比べて非常に多く、手足がゴワゴワするのが特徴とされます。

 

5×
このような、特別な規定はありません。
医師が一般に認められている医学的知見に基き、回復の見込みがない状態に至ったと判断した場合と定められています。

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