問題54(福祉分野)(第19回-2016-h28)

問題54(福祉分野)(第19回-2016-h28)

介護保険における通所介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
(注)選択肢3及び4は「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)の定める内容による。

1 若年性認知症の利用者を受け入れた場合は、認知症加算に加えて、若年性認知症利用者受入加算を算定できる。

2 低栄養状態にある利用者に対して管理栄養士を中心に栄養改善サービスを提供した場合は、月に2回を限度として栄養改善加算を算定できる。

3 通所介護計画は、利用者が希望した場合にのみ交付すればよい。

4 利用者からの要望があれば、利用定員を超えてサービスを提供することができる。

5 サービス利用時間が9時間以上の場合は、5時間を限度として延長加算を算定できる。



問題解説  解答25



介護保険制度が、【地域包括ケアシステム構築】へと大きく舵をきったのは、皆さまも御存知のとおりです。これに伴い、『通所介護事業』を取り巻く環境もまた、大きく、大きく変わりました。
介護予防通所介護事業は、地域支援事業へと移行され、また、利用定員18人以下の小規模事業所は地域密着型通所介護事業所として、新たに生まれ変わることとされます。
さらに、これまでグレーゾーンとして利用されてきた、いわゆる『お泊りデイ』も各種規定が設けられています。19回試験では、問われなかったけれど、新しく変わった部分はおさえておくことをおすすめいたします。弊社HPにおいても、各種資料をご覧いただけます。御忙しいと存じますが、どうぞ、ときどきのぞいてみてくださいね。

 

1×
若年性認知症(65歳未満)の利用者を受け入れ、利用者ごとに個別に担当者を定め、その担当者を中心にして、当該利用者の特性やニーズに応じた、サービス提供を行った場合に算定可能なのが、『若年性認知症利用者受入加算』となります。ただし! 『認知症加算』を算定している場合には重複しての加算は認められていませんので、どうぞ御注意ください。
今年の出題傾向の1つが、加算 + 加算の 併用を問うもの。○○加算と◆◆加算は同時に算定可能か否か??も、20回合格を目指す皆さまは、しっかり把握しておくとよいでしょう。

 

2○
設問にあるとおり、栄養状態の改善のための計画的な栄養管理として、加算が認められています。

 

3×
皆さまが、ケアマネージャーになられたらケアプランを作成する義務があるように、通所介護では『通所介護計画』の作成が義務付けられています。
(通所介護計画の作成)
第九十九条 指定通所介護事業所の管理者は、利用者の心身の状況、希望及びその置かれている環境を踏まえて、機能訓練等の目標、当該目標を達成するための具体的なサービスの内容等を記載した通所介護計画を作成しなければならない。
2 通所介護計画は、既に居宅サービス計画が作成されている場合は、当該居宅サービス計画の内容に沿って作成しなければならない。
3 指定通所介護事業所の管理者は、通所介護計画の作成に当たっては、その内容について利用者又はその家族に対して説明し、利用者の同意を得なければならない。
4 指定通所介護事業所の管理者は、通所介護計画を作成した際には、当該通所介護計画を利用者に交付しなければならない。
5 通所介護従業者は、それぞれの利用者について、通所介護計画に従ったサービスの実施状況及び目標の達成状況の記録を行う。

 

4×
(定員の遵守)
第百二条 指定通所介護事業者は、利用定員を超えて指定通所介護の提供を行ってはならない。ただし、災害その他のやむを得ない事情がある場合は、この限りではない。
そういえば、短期入所生活介護の出題でも、『定員の遵守』が問われていましたよね。

 

5○
通所介護 延長加算の見直し 概要
通所介護の延長加算は、実態として通所介護事業所の設備を利用して宿泊する場合は算定不可とするとともに、介護者の更なる負担軽減や、仕事と介護の両立の観点から、更に延長加算の対象範囲を拡大する。

点数の新旧
(なし )→ (新規)
       12時間以上13時間未満 200単位/日
       13時間以上14時間未満 250単位/日

算定要件
・所要時間7時間以上9時間未満の指定通所介護の前後に日常生活上の世話を行った場合
・指定通初夏以後の所要時間と指定通所介護の前後に行った日常生活上の世話の所要時間を通算した時間が9時間以上となるとき

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