問題52(福祉分野)(第19回-2016-h28)

問題52(福祉分野)(第19回-2016-h28)

介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 家具の修繕は、生活援助として算定する。

2 利用者以外の家族の衣類の洗濯は、生活援助として算定する。

3 ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てることは、身体介護として算定する。

4 1人の利用者に対して同時に2人の訪問介護員がサービスを提供しても、2人分の訪問介護費は算定できない。

5 処方薬の受け取りは、生活援助として算定する。



問題解説  解答35



訪問介護の身体介護と生活援助の区分について下記の解釈通知が出されており、身体介護と生活援助の定義が示されています。原文をしっかり読み込まないと、区分がわかりにくくなります。また、現場の運用上、解釈通知がその都度、随時出されますので、受験生にとってはキャッチしにくい情報となります。

各都道府県介護保険主管部(局)長 殿  老計第10号平成12年3月17日

厚生省老人保健福祉局 老人福祉計画課長   

訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について ――略――

1身体介護:身体介護とは、

(1)利用者の身体に直接接触して行う介助サービス(そのために必要となる準備、後かたづけ等の一連の行為を含む)、

(2)利用者の日常生活動作能力(ADL)や意欲の向上のために利用者と共に行う自立支援のためのサービス、

(3)その他専門的知識・技術(介護を要する状態となった要因である心身の障害や疾病等に伴って必要となる特段の専門的配慮)をもって行う利用者の日常生活上・社会生活上のためのサービスをいう略「特段の専門的配慮をもって行う調理」についても、調理そのものは必要な行為であるが、この場合も要介護状態が解消されたならば、流動食等の「特段の専門的配慮」は不要となる。

2 (生活援助)家事援助:

家事援助とは、身体介護以外の訪問介護であって、掃除、洗濯、調理などの日常生活の援助(そのために必要な一連の行為を含む)であり、利用者が単身、家族が障害・疾病などのため、本人や家族が家事を行うことが困難な場合に行われるものをいう。
 ――略――
(1) 商品の販売・農作業等生業の援助的な行為
(2) 直接、本人の日常生活の援助に属しないと判断される行為

 

1×
生活援助行為についての不適切事例が定められており、日常的に行われる家事の範囲を超える行為の家具・電気製品などの移動・修繕、模様替えなどは、【日常生活の援助】に該当しない行為となっています。

2×
設問1と同じく、主として家族の利便に供する行為、または家族が行うことが適切である行為として、利用者以外の家族の衣類の洗濯が定められています。

3○
設問のとおりです。厚労省から指針が出されていますので、ぜひ検索なさってみて下さいね。

4×
身体介護、生活援助サービス提供時に、厚生労働大臣が定める用件を満たす場合で、同時に2人の訪問介護員が対して、1人の利用者に指定訪問介護を行った際に、『2人体制加算』が算定可能です。

5○
設問のとおりです。身体介護には該当しないことに、どうぞ御注意ください。

 

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