問題46(福祉分野)(第19回-2016-h28)

問題46(福祉分野)(第19回-2016-h28)

ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 クライエントの意欲を高めるために、小さな事柄から自己決定を促すことが重要である。

2 クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、家族の意向を優先する。

3 クライエントと家族の間の問題を調整することは、クライエントとの信頼関係を崩壊させる原因となるため、できるだけ控えるべきである。

4 クライエントに必要な介護サービス等を活用して、家族の過重な介護負担を軽減する。

5 クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みる。



問題解説  解答145



支援分野、医療分野、御疲れ様でした。さあ!!ここからは福祉分野15問の解説となります。迷いに迷った設問、なんで(○)なんだろう??って気になる設問など御一緒に振り返ってゆきたいとおもいます。皆さまどうぞ、宜しく御付き合いくださいませ。御存知のように、第18回本試験から、ケアマネ試験は新制度に改正されました。どなたも従来のような解答免除はなく、全員が、『60問にトライ!!』となったのですね。今回はその2回目ということで、試験出題範囲や、問題の配分などに大きな変更はありませんでしたが、第20回試験が今年と同じ問題配分であるかどうかは、正直微妙と申し上げたほうがよいとかんがえます。最初4問が、ソーシャルワークと支援困難事例という従来のパターンが来たらラッキー、たとえ来なくても、OKというつもりでの御準備を、おすすめいたします。第20回本試験の受験要項が来年配布されましたら、学習メール等で出題範囲の変更部分の有無等につきましても、順次、御知らせしてゆく予定でおりますのでどうぞ御活用ください。

(1) 相談の基本姿勢 
                                         
① 相談面接における4つの基本的視点
※人権尊重と権利擁護 ※生活の全体的把握 ※自立支援、自己決定、社会参加の拡大
※専門的援助関係と職業倫理

② 相談面接における8つの実践原則
※個別化の原則

※感情の受容と共感の原則    

※意図的な感情表出の原則 

※統制された情緒関与の原則

※非審判的態度の原則

※自己決定の原則

※秘密保持の原則

※専門的援助関係の原則

 

(2)相談・面接時のコミュニケーションの知識と理解 

① コミュニケーション過程としての面接

 

② コミュニケーションの基本的技術
※相談援助者としての基本姿勢を伝える 
※傾聴と予備的共感・観察・波長合わせ:予備的共感、観察、波長合わせ、必要に応じた質問形式の選択、面接の焦点を定め、明確化・要約を行う、面接における主要な援助、介入の諸技術

 

③ インテークワーク
※インテークとは
※インテーク面接の過程:導入と場面設定、主訴の聴取と必要な情報交換、問題の確認と援助目標の仮設定、援助計画・援助期間・援助方法の確認、援助に関する契約、終結
※インテーク面接における記録の重要性

 

④ 隠された生活支援のニーズの発見
※社会的弾圧により隠されているニーズ:情報不足によるもの、適切な機関・サービスへの紹介が行われていないことによるもの、心理的規制によるもの
※個人的・家族要因により隠されているニーズ:表明されないニーズ、自覚されないニーズ、
※極端な社会的孤立によりニーズが隠されている場合
※多様な問題の陰にニーズが隠れている場合

 

1○
設問のとおりです。第18回本試験の問題46でも、類似問題がまず1問目として登場していましたので、どなたもここはまず1点、先制点をあげてくださったと思います。問題数の少ない、さらには、サービス関連、各種制度などと、学習範囲の広い福祉分野では、基本問題を取りこぼさないことが、【合格への近道】です。

 

2×
もちろんケースバイケースではありますが、皆さまの『家族間の調整』が継続的に必要でしょう。
支援困難事例の学習ともかぶるのですが、必要であるサービスが導入できないケースは多々あります。そして、その原因もさまざまです。まずは、御家族のお話しにも耳を傾けましょう。長い時間を経て今の状況等となっている場合も多くあり、互いに疲弊、困惑している場合もありますよね。

 

3×
クライエントと関係を良好に保つためにも、『家族間の調整』は避けて通れないことがあります。
クライエントと相談援助者、クライエントのその家族、家族と相談援助者、難しいバランス時もありますが、専門的立場から必要であると考えられるアクションをとることがのぞまれます。

 

4○
さまざまなサービスがあること、利用することも可能であることなどを御存知無いご家族も、おられます。サービス利用を決めかねておられる場合も有り得ます。じっくりとお話しを伺ったうえでの御提案を目指したいところですね。

 

5○
人権尊重と権利擁護は、『相談』における最重要時効の1つとなります。【虐待等を受けない権利】がどなたにもあるのですから。

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