第20回ケアマネ試験問題56 無料解説 随時詳細加筆いたします。

問題56
介護保険における地域密着型通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

 

1 利用者一人一人の人格を尊重し,利用者がそれぞれの役割を持って日常生活を送ることができるように配慮する。

2 看護職員は,提供時間帯を通じて専従する必要がある。

3 生活相談員が地域の自治会やボランティア団体等との話合いに出席した時間は,勤務延時間数に含まれない。

4 運営推進会議には,事業所による利用者の「抱え込み」を防止する役割もある。

5 事業実施地域以外の地域に居住する利用者に対して行う送迎の費用については,利用者から支払いを受けることができる。



解答 145

問題難易アンケート結果はこちらから

 

ぼそっとつぶやき 試験出題範囲みてくださいね。 あれれ・・・・・・・・また今年もちょんぼして書いていないようです。『地域密着型通所介護』

試験センター理事長に手紙出したけど無視されました。

 

さておき、

 

『地域密着型通所介護』って、誰???  そんな受験生さんはおられないでしょうか?

 

法改正により、新設されたサービスの1つですね。

 

新設された、背景をみてみますと・・・

 

 

通所介護は、介護報酬の算定にあたって、いくつかの種類に分類することができます。

 

(1)
前年度、1ヶ月あたりの平均利用延べ人員数が、750人を超える大規模型

 

(2)
前年度、1ヶ月あたりの平均利用延べ人員数が、300人を超える中規模型

 

(3)
前年度、1ヶ月あたりの平均利用延べ人員数が、300人以内の小規模型

 

 

そして、時代とともに、(3)の、小規模型通所介護がどんどん増えてきたのですね。

 

そこで。

 

小規模型通所介護においては、地域との連携や、運営の透明性を確保するため、市町村が指定・監督する、地域密着型サービスへの移行がのぞましいとされ、

 

2016年 4月より、『地域密着型通所介護』がスタートいたしました。

 

※ 都道府県が指定・監督する、従来の通所介護も、もちろん残ってます。

 

 

地域密着型サービスの対象となる、小規模型通所介護事業所の定義は、【 利用定員が18人以下 】・・・と、覚えておかれるとわかりやすいですね。

 

 

そして、学習をすすめるなかでの、ポイントの1つとして!!

 

【地域包括ケアシステム】を、どうぞ、おこころの片隅に、おいてくださいますように。  

 

 

 

 

それでは、設問を1つ、1つ、みてまいりましょう。

 

ちなみに。

 

ケアマネ試験で、地域密着型通所介護が、まるまる1問、登場したのは今回がはじめてです。

 

 

1○

 

これまでと同じ要領で、 まずは、必要な資料を入手いたしましょう。

 

 

『地域密着型サービスの事業の人員 設備 運営に関する基準』で検索すると

おおお!  ちゃんとでてきます。(ちょっと感激)

 

どんどん、読みすすめてゆくと、第26条に、以下のような記載があります。

一部抜粋して、御紹介してみますね。

 

 

第26条 指定地域密着型通所介護の具体的取扱方針指定地域密着型通所介護の方針は、次に掲げるところによるものとする。

 

(一)

指定地域密着型通所介護は、利用者が住み慣れた地域での生活を継続することができるよう、地域住民との交流や地域活動への参加を図りつつ、利用者の心身の状況を踏まえ、妥当適切に行うものとする。

 

(二)

 

指定地域密着型通所介護は、利用者一人一人の人格を尊重し、利用者がそれぞれの役割を持って日常生活を送ることができるよう配慮して行うものとする。

 

 

設問1の、正解が(○)となる根拠は、ここにありましたね。

 

 

 

つづいては、資料の最初のほうに戻って、人員に関する基準を確認です。

 

第20条からが、人員に関する基準となりますが、設問2のような、規定はみられないですね。

 

 

さらに、詳しくしらべてゆきますと、厚生労働省資料に、以下のような規定があります。

 

一部抜粋して、御紹介してみましょう。

 

・・・・・・。

 

看護職員については、提供時間帯を通じて専従する必要はないが、当該看護職員は提供時間帯を通じて指定地域密着型通所介護事業所と密接かつ適切な連携を図るものとする。

 

また、病院、診療所、訪問看護ステーションとの連携により、看護職員が指定地域密着型通所介護事業所の営業日ごとに利用者の健康状態の確認を行い、病院、診療所、訪問看護ステーションと指定地域密着型通所介護事業所が提供時間帯を通じて密接かつ適切な連携を図っている場合には、看護職員が確保されているものとする。

 

なお、「密接かつ適切な連携」とは、指定地域密着型通所介護事業所へ駆けつけることができる体制や適切な指示ができる連絡体制などを確保することである。

 

最初の1行に、 設問2が、(×)の根拠がみつかりますね。

 

 

しかーーーーーし。

 

むずかしいですね。 

 

むずかしすぎるぞ。

 

 

 

 

思わず、2度見しちゃいそうな、設問の文章ですが・・・

 

ここでは、問題56の冒頭で、学習のポイントとして申し上げた、キーワード、

 

そうですね。

 

 

【地域包括ケアシステム】を、思い浮かべていただくと、よいかもしれません。

 

あえての、市町村が指定・監督を行なう地域密着型サービスへの移行です。

 

市町村における、地域包括ケアシステム構築との関連も、当然にありますよね。

 

大規模通所介護とは、立ち位置がやや異なる・・・このあたりを、上手につかんでいただければ、このサービスをイメージしやすいとおもいます。

 

 

それでは、設問3の、(×)の根拠をとなる、厚労省資料から御紹介してみましょう。

 

 

・・・・・・・・・・一部抜粋・・・・・・・・・・

 

 

なお、指定地域密着型通所介護事業所が、利用者の地域での暮らしを支えるため、医療機関、他の居宅サービス事業者、地域の住民活動等と連携し、指定地域密着型通所介護事業所を利用しない日でも利用者の地域生活を支える地域連携の拠点としての機能を展開できるように、

 

生活相談員の確保すべき勤務延時間数には、「サービス担当者会議や地域ケア会議に出席するための時間」、「利用者宅を訪問し、在宅生活の状況を確認した上で、利用者の家族も含めた相談・援助のための時間」、「地域の町内会、自治会、ボランティア団体等と連携し、利用者に必要な生活支援を担ってもらうなどの社会資源の発掘・活用のための時間」など、利用者の地域生活を支える取組のために必要な時間も含めることができる。

 

ただし、生活相談員は、利用者の生活の向上を図るため適切な相談・援助等を行う必要があり、これらに支障がない範囲で認められるものである。

 

 

すごく。

 

すごく。

 

すごく。

 

すごく、柔軟性に富んだ内容となっていますね。

 

 

4○

 

つづいては、地域密着型通所介護における、運営推進会議についての厚生労働省資料を御紹介してみましょう。

 

 

・・・・・・・ 一部抜粋 ・・・・・・・・

 

地域との連携等

 

 

① 

基準第34条第1項に定める運営推進会議は、

 

指定地域密着型通所介護事業所が、利用者、市町村職員、地域住民の代表者等に対し、提供しているサービス内容等を明らかにすることにより、事業所による利用者の「抱え込み」を防止し、地域に開かれたサービスとすることで、サービスの質の確保を図ることを目的として設置するものであり、各事業所が自ら設置すべきものである。

 

 

この運営推進会議は、事業所の指定申請時には、既に設置されているか、確実な設置が見込まれることが必要となるものである。

 

また、地域の住民の代表者とは、町内会役員、民生委員、老人クラブの代表等が考えられる。

 

 

なお、指定地域密着型通所介護事業所と他の地域密着型サービス事業所を併設している場合においては、1つの運営推進会議において、両事業所の評価等を行うことで差し支えない。

 

運営推進会議における報告等の記録は、基準第36条第2項の規定に基づき、2年間保存しなければならない。

 

 

ここも。

 

ほんとうに。

 

むずかしいですね。

 

運営推進会議・・・という響きから、 第三者である、まったくの他者が評価するのかとおもわれそうですが、サービス事業者みずからが、会議を設置するのですね。

 

なんとなく。

 

記録は2年間などの部分は、来年つかわれそうな? 気配をかんじます。

 

『地域密着型通所介護  解釈通知』で、検索していただくと、膨大な資料がごらんになれます。 御時間のあるときに、ちょこっと御確認くださいね。

 

 

 

5○

 

さあ!  最後の設問です。

 

設問を御読みになって、ここは、利用料に関することだから、運営基準に資料が
あるかも??

 

こんなふうに、思ってくださった受験生さんは、GOOD!!!

 

 

やはり、設問4と同じ、厚生労働省資料に、根拠がひそんでいました・・・

 

 

一部、抜粋でありますが、 どどーーーんと御紹介しましょう。

 

 

3  運営に関する基準

 

『利用料等の受領』

 

同条第3項は、指定地域密着型通所介護事業者は、指定地域密着型通所介護の提供に
関して、

 

利用者の選定により通常の事業の実施地域以外の地域に居住する利用者に対して行う
送迎に要する費用

 

指定地域密着型通所介護に通常要する時間を超える指定地域密着型通所介護であって利用者の選定に係るものの提供に伴い必要となる費用の範囲内において、通常の指定地域密着型通所介護に係る地域密着型介護サービス費用基準額を超える費用

 

食事の提供に要する費用

 

おむつ代

 

 

日本国じゅうの、すべての地域で、潤沢にサービス基盤が整っているわけではありません。

 

また、近くのデイサービスがすでに、どの曜日もいっぱいで、新規の受入れが困難なことも。

 

さまざまな事情から、通常のサービス実施地域を越えての、サービス提供も起こり得ることですよね。

 

 

 



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