第20回ケアマネ試験問題42 無料解説 随時詳細加筆いたします。

問題42
高齢者のがんとターミナルケアについて,より適切なものはどれか。2つ選べ。

 

1 若年者と比較して,高齢者ではがんによる痛みの訴えが多くなる。

2 BPSD(認知症の行動・心理症状)には,がん性疼痛が原因のこともある。

3 小規模多機能型居宅介護では,ターミナルケアは提供できない。

4 介護老人保健施設入所者に対するがんの治療は,医療保険の適用について制限を受けない。

5 死後のケアであるエンゼルケアは,遺族のグリーフケアとしても意味がある。



解答 25

 

この問題の難易度は、アンケート結果によると

アンケート結果はこちらから

『終末期についての学習』も、ケアマネ試験では、必須となります。

 

日々の介護に関わらせていただくことにより、あるいは、ケアプラン作成を

担当させておただくことにより、利用者さんが最期を迎えられることに、皆さまは

向き合います・・・

 

ときに厳しい内容の学習ともなりますが、ターミナルケアについて学ぶ日々が

意義ある時間となりますように。

 

 

さて、終末期に関する学習は、

 

試験出題範囲においても、以下のように記載されています。

 

中項目として、

 

高齢者のターミナルケアの実際、家族へのケア

 

小項目として、

 

(1)

事例の概要

 

(2)

在宅での看取りの成立要件

 

(3)

在宅ホスピスにおける症状緩和

 

(4)

死の教育

 

(5)

在宅ホスピスとQOL

 

 

老健の問題でも、登場していましたように、各種サービスにおける、

ターミナルケアについても、しっかりおさえておきたいですね。

 

 

それでは、設問を1つ、1つ、みてまいりましょう。

 

 

まよいますね。

 

 

もちろん、もちろん、もちろん、

ケース・バイ・ケースではありますが、

 

一般には、高齢者のがんは、進行がおだやかなことから、痛みを自覚しにくい

傾向にある・・・と されます。

 

 

どうしても、○、×を、選びにくい場合は・・・

 

設問5つ、全部、読み終えて、消去法で 対応です。

 

 

2○

 

痛みもまた、『BPSD』の誘因の1つと、なり得るのですね。

 

 

 

でましたね。

 

ターミナルケアに関する、出題です。

 

 

地域密着型サービスの、1つに位置づけられる、『小規模多機能型居宅介護』では、

 

居宅要介護者である、利用者さんが、

 

通いサービス、訪問サービス、宿泊サービスを 組み合わせながら、馴染みのある

スタッフからケアを受けることによる、メリットがあるとされます。

 

では、小規模多機能型居宅介護において、ターミナルケアは提供されて

いるのでしょうか??

 

 

じゃじゃああああああああん!!

 

 

正解は、YES。

 

 

法改正により、看取り期における評価の充実として

 

『看取り連携体制加算』という、新しい加算が設けられています。

 

割愛して、御紹介してみますと

 

看護師により、24時間連絡できる体制を確保し、看取り期における対応方針をさだめ、

利用開始の際に、登録者や、その、家族に、内容の説明を行なって、同意を得たうえで、

 

医師が回復の見込みがないと、判断した者に対して看取り期におけるサービス提供を

行なった場合に

 

算定できるものとされます。

 

 

居宅サービスに報酬に関する基準があるように、

 

地域密着型サービスにも、もちろん、報酬に関する基準が存在します。

 

設問のでどころは、そこですね。

 

 

【指定地域密着型サービスに要する費用の額の算定に関する基準】の ワードで、

検索していただくと、以下のように記載されています。

 

・・・・・・・・一部抜粋・・・・・・・・

 

看取り連携体制加算

 

注イについては、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして

市町村長に届け出た指定小規模多機能型居宅介護事業所において、別に厚生労働

大臣が定める基準に適合する利用者について看取り期におけるサービス提供を

行った場合は、

 

看取り連携体制加算として、死亡日及び死亡日以前30日以下について

1日につき64単位を死亡月に加算する。

 

ただし、この場合において、看護職員配置加算(Ⅰ)を算定していない場合は、算定しない。

 

 

※ 別に厚生労働大臣が定める施設基準の内容は次のとおり。

 

指定小規模多機能型居宅介護における看取り連携体制加算に係る施設基準

 

イ  看護師により二十四時間連絡できる体制を確保していること。

ロ  看取り期における対応方針を定め、利用開始の際に、登録者又はその家族等に対して、

   当該対応方針の内容を説明し、同意を得ていること。

 

 

しりょう。

まとめて。

ぜんぶ。

くれないかな。

 

なんて。

 

 

 

問題 41の  設問とも、かぶりますね。

 

老健に入所されている利用者さんが、老健内で受ける、適切な医療は、

原則として、【介護保険からの給付】となります。

 

 

そして。

 

設問の設定は、

 

老健の入所者さんへの、がんの治療における、医療保険の適用制限。

 

老健に入所なさっていても、医療保険の利用は可能です。

 

 

なにか、

すみわけが、

ありそうですよね。

 

厚労省資料によりますと、

 

介護老人保健施設入所者に対して、医療保険から算定できる項目が

規定されています。

 

併設保険医療機関なのか。

併設保険医療機関以外の保険医療機関であるのか。

 

これにより、区別されています。

 

そして。【投薬】という、項目として

 

以下の3つの項目は、どちらの保険医療機関からも医療保険からの算定が

認められていますが、

 

それ以外のものについては、認められていません。

 

(1)

悪性腫瘍剤(悪性新生物に罹患している患者に対して投与された場合に限る)

 

(2)

疼痛コントロールのための医療用麻薬

 

(3)

抗ウイルス剤(B型肝炎またはC型肝炎の効能もしくは効果を有するもの

および後天性免疫不全症候群またはHIV感染症の効能もしくは効果を有する

ものに限る)

 

 

また、検査や、注射などの項目においても、医療保険からの算定には、制限が
かかっています。

 

介護老人保健施設入所者に対する、がんの治療は、医療保険の適用について

制限を受ける・・・ が 正解ですね。

 

 

5○

 

グリーフ(GRIEF) とは 、死別などによる、深いかなしみ、悲嘆、苦悩、嘆き 

などといった、意味をもちます。

 

 

エンゼルケアとは、死後のケアのことですね。

 

一般にエンゼルケアとして、行なわれるものには、以下があげられます。

 

★★  点滴などの、医療用のカテーテルの抜去

 

★★  じょくそうなどの、傷への手当 

 

★★  排泄物や、体液が外に漏れないため、ガーゼをあてるなどの処置

 

★★  身体を清潔にするための、清拭やシャンプーなどのケア

 

★★  その人らしい外見にととのえるための、ケア

 

 

たとえ、予期していても、覚悟していても、永遠のお別れはつらく悲しいもの。

 

残された御家族にとって、エンゼルケアは、とても大切な意味をもつのですね。

 





 

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