第20回ケアマネ試験問題32 無料解説 随時詳細加筆いたします。

問題32
次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

 

1 老年期うつ病は,認知症と明確に区別され,認知症に移行することはない。

2 せん妄は,興奮を伴うことが多いが,活動性が低下するものもある。

3 せん妄の発症の誘因として,睡眠障害,薬剤,環境の変化などが挙げられる。

4 せん妄の治療は,誘因にかかわらず薬物治療を最優先とする。

5 統合失調症は,軽症化したとしても,その後症状が再発することがある。



解答 135

 

この問題の難易度は、アンケート結果によると

アンケート結果はこちらから

高齢者の、『うつ病』 に関する問題って、多いな・・・

 

そう、思われた受験生さんは、冴えておられます。

 

 

受験要項の、試験出題範囲には、 以下のように記載があります。

 

★★  中項目として、

 

精神に障害がある場合の介護

 

★★  小項目として、

 

(1)

高齢者の精神障害

 

(2)

精神に障害のある高齢者の介護

 

 

 

そして。

 

頑張って、学習しておきたい疾患を、ここで御紹介してみますと・・・

 

 

◆◆   老年期うつ病

 

◆◆   統合失調症

 

◆◆   妄想性障害
  

◆◆   アルコール関連障害

 

 

『せん妄』は、老年期症候群の1つとして、とりあげられていますので、しっかりと学習

すれば、『2点』、得点できちゃう可能性もありそうですね!!

 

 

では、設問を1つ、1つ、みてまいりましょう。

 

 

1○

 

厚生労働省からも、さまざまな資料がしめされていますので、 ここで、御紹介して
みましょう、

 

とても、ていねいで、わかりやすい資料です。 御時間のあるときに、検索ワードは、

【高齢者のうつ病の基礎知識】で、調べてみてくださいね。

 

 

さて、うつ病の基礎を学んだのち、設問1にあるような、認知症との関連も詳しく知って
おきたいことですね。

 

皆さまも、耳になさったことがあるかとおもうのですが、

近年の医学関連における、トピックスの1つとして、うつ病と、認知症の、関連があります。

 

従来では、『うつ病』と、『認知症』とは、まったくの別ものとして、位置づけられて
きました。

 

しかし。

 

新しい見解では。

 

 

『うつ病性仮性認知症』から、『認知症』への移行も、あるとされます。

 

これは、うつ病、あるいは、抑うつ状態が、【認知症のリスクの1つ】であると
されることによります。

 

 

調査報告によりますと、

 

 

2年後には、12パーセントが・・・

 

3年後には、50パーセントが・・・

 

8年後には、89パーセントが・・・

 

 

認知症へと、移行したとの数字が、あがっています。

 

 

 

さて、『老年期症候群』とは??と、たずねられたら、皆さまはどのような症状を

思い浮かべられるでしょうか??

 

医療分野の学習の、合言葉!!  それは、『加齢』です。

よって、老年期症候群に位置づけられる症状等は、ぜひとも、理解しておきたい
ところとなります。

 

ここで、一挙に、御紹介してみましょう。

 

 

◆◆  高齢者以外であってもみられることのある、急性の症状であるが、
    高齢者では、その頻度が高く、特別な配慮が必要となる病態 として

 

抑うつ、意識障害、不眠、失神、めまい、ふらつき、起立性低血圧、頭痛、手足のしびれ

 

関節痛、腰痛、肩こり、骨折、転倒、食欲不振、低栄養、貧血、脱水、低栄養、発熱、

 

悪心、嘔吐、浮腫、不整脈、呼吸困難、喘鳴、咳、痰、頻尿、夜間頻尿 など

 

 

◆◆  高齢者に特有の病態、あるいは、主に高齢者にみられる病態 として

 

せん妄、認知機能障害、言語障害、聴力障害、耳鳴り、視力障害、嚥下障害、

 

骨そしょう症、骨関節変形、フレイル、サルコぺニア、じょくそう、廃用症候群、

 

歩行障害、間欠性はこう  など

 

 

なるほど。

 

過去の本試験に、『せん妄』が、たびたび登場する理由も、これで納得ですね。

 

『せん妄』とは、意識障害の1つに、位置づけられるものですね。

 

 

一般には、一過性の、認知機能の低下や、見当識障害、不眠、興奮、錯乱、幻聴、

幻覚などのさまざまな精神症状が、あらわれるとされます。

 

このうち、興奮や、錯乱を主体とした場合を、『興奮過覚醒型』と呼び、夜間に大きな
声をあげたり、暴れたりもします。

 

しかし。

 

その反対に。

 

活動性が低下する場合も、存在します。

 

 

認知機能や見当識の低下、注意力の低下などがあらわれる場合で、

 

こちらは、『傾眠低覚醒型』と呼ばれるそうです。

 

 

3○

 

『せん妄』を引き起こす原因は、数多くあります。場合によっては、1つとは限らず、

複数の原因が存在することも考えられますよね。

 

また、『せん妄』を引き起こす、背景には、【睡眠】や【覚醒リズム】の障害がある

ともいわれていますので、予防対策のうえで、十分に配慮したいところですね。

 

 

 

誘因がさまざまなのですから、それらに対する、対応策も、複数あってしかりのはず。

 

夜間せん妄などでは、静かな環境と、適度の照明(明るさ)などによっても、改善が

みられるケースもあります。 薬物治療オンリー・・・ということはないのですね。

 

 

5○

 

ひつようだと

 

わかっていても。

 

けいぞくして、

 

『びょうき』とむきあうって。

 

ほんとうに

 

むずかしいですね。

 

 

『生涯罹病危険率』は、およそ、100人に、1人とされますので、

 

約、100人に、おひとり、この疾患と向き合あうこととなる人が、おられることに。

 

 

『統合失調症』においては、発症後、過激なストレスや、家族の対応、社会における偏見、

などなどいったものにより、病気の回復や、再発に大きな影響を受けるとされます。

 

再発のリスクは、ごくごく、身近にあるのですね。

 

また、老年期における再発の要因として、配偶者や、親しい人との死別、生活環境の変化

などがあげられるそうです。

 

 





 

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