第20回ケアマネ試験問題28 無料解説 随時詳細加筆いたします。

問題28
循環器に関する次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ

 

1 心筋梗塞,弁膜症による心不全では,呼吸困難などの呼吸器症状は出現しない。

2 心房細動は,脳梗塞の原因の一つである。

3 心筋梗塞には,発症後短時間であれば,閉塞した冠動脈の再疎通療法が適応となる場合がある。

4 不整脈は,心臓自体の異常のほか,ストレスや喫煙,睡眠不足,飲酒などで起こることもある。

5 起立性低血圧が認められた場合には,心臓の負荷を減らすため,血管拡張薬が処される。



解答 234

 

この問題の難易度は、アンケート結果によると

アンケート結果はこちらから

我が国における、死因ワースト1は、『がん』ですが、高齢者における循環器疾患の
有病率の高さにも、注意が必要です。加齢とともに、循環器疾患の有病率はアップします。

 

循環器疾患とは、心臓血管系の疾患と、とらえていただくとわかりやすいとおもいます。

 

高齢者では、各種疾患において典型的な症状があらわれにくいことがあり、非典型的症状の
ために、重篤な疾患に気づくのが遅れることも・・・

 

自覚症状のみに頼らず、、定期的な検診、検査、おかしいなとかんじたら、速やかな医療機関の
受診で早期発見に努めたい疾患といえるでしょう。

 



むかしから、心臓麻痺(突然死)と恐れられているものの1つに、急性心筋梗塞があります。

 

心筋梗塞も、心不全も、心臓のポンプ機能が低下して、からだの臓器が必要とする血流が
十分に送り出せない状態となります。 つまり、酸素も十分に供給できない状態ですよね。

 

心筋梗塞では、前胸部のしめつけ感や痛みが、心不全では、息切れや浮腫、尿量の減少などと
といった症状がみられ、どちらにおいても、『呼吸困難』の出現がみられることがあります。

 

ただし、前述のように高齢者では、疾患の症状が非典型的なことにも、十分な注意が必要
です。

 

 

2○

 

心房細動も、過去の本試験で登場済みの、ちょっと難しい、医学用語です。

 

細動という、字のごとく、心臓が、細かく震える・・・ しかも、不規則に収縮を繰り返す
状態をいいます。

 

これにより、左房の収縮力が消失してしまい、左房内に、血流がうっ血します。

 

さらに、うっ血が進むと、左房内(特に左心耳)の血流がよどみ、『血栓』ができやすくなって
しまうのですね。

 

できてしまった血栓は、血流にのって、脳に運ばれ、脳内の血管を塞ぐことになります。

 

 

3○

 

心筋梗塞の治療法は、タイムリミットもあり、スピードが勝負ともいえます。

 

主な『再疎通療法』には、カテーテル治療と、血栓溶解療法の、2種類があります。

 

ちなみに、疎通とは、支障なく通ずること・・・ の意味をもちますので、血流を再度、
良くする・・・と、とらえていただくと、わかりやすいとおもいます。

 

 

4○

 

あのお・・・  

 

わたしにも・・・

 

不整脈が あるんですけど・・・  

 

そんな受験生さんも、多いのではないでしょうか??

 

 

不整脈は、健康な人にもよくみられるため、頻度が高くなければ、(もちろん持病や自覚症状
などもなく、検診なども良好な結果であれば)通常は、問題とされないことが多いのですが、

高齢者では、設問2に登場した心房細動も増加するため、注意が必要となります。

 

また、心疾患以外でも、不整脈の原因となるものが存在します。

 

ストレス、睡眠不足、疲れ、暴飲暴食、喫煙、不規則な生活習慣などが、不整脈を引き起こす
こともあるとされます。

 

アルコールの過剰摂取なども、要注意です。

 

 

 

ここは、きっぱり、どなたも、ひっかけを見破っていただけたとおもいます。

 

血圧が下がる・・・ということは、血管が拡張している状態のはず・・・ですよね。

 

 

起立性低血圧が認められた場合には、病状に応じ、交感神経を刺激して、血管を収縮させ、
心臓のはたらきを良くする薬剤が処方されます。

 

ちなみに、高齢者の起立性低血圧は、夏に発症することが多いそうです!!

 



 

問題目次に戻る

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ